ゲブラ



生命の樹の左の柱、縮小の柱、女性性の柱の下から二番目。

「ホッド」の真上にあたる場所。

そこにあるセフィラは、「ゲブラ」と呼ばれています。


「ゲブラ」は、「峻厳」とか「判断」という意味になるそうです。


占星術的な惑星は「火星」が対応しているのですが・・・

それにしても、左側の柱は女性性の柱であるにも関わらず、

それぞれのセフィラに対応しているのは、水星とか

火星とか、あとは土星とかになるのが面白いですね。。。


水星はともかく、火星、土星という惑星は、

どことなく激しさとか、厳しさといったイメージがあるのですが、

そういったセフィラは、カバラの生命の樹では、

女性性の柱にあるのです。。。



「ゲブラ」のエネルギーは、外側へと向かっていく感情であり、

外からやってきたものを受け止めては、それに対して、

いつもいつも「分析」や「判断」をしています。


ゲブラからのチェックは、けっこう厳しいです。


これはダメ、あれはダメと批判のほうが多く、

ゲブラのチェックを潜り抜けられるものは、そうそういません。


ゲブラは、そういうチェック機能が働くところです。




よく、「ジャッジをするな」とか聞きますが、

人間にはもともとこうしたゲブラの機能がついているのですから、

どうしたって、ジャッジってしてしまうものだよな。。。と、

私は、開き直っていたりします(笑)


そういうものだよ。。。と。



人間だけではなく、生命の樹は宇宙にあるすべてのものに

当てはまる法則ですし、ということは、宇宙自体にも、

こういったチェック機能は備わっているということであり。。。


つまりは、「ジャッジすること」もまた、、、

必要性があったからこそ、そこにあるのでしょう。。。



なんにもジャッジせず、なんでもかんでも受け入れていたら、

とんでもないことになりそうですし。


例えば、太古の昔は、暗闇から何かが近づいてきたときに、

瞬時にジャッジができなければ、あっという間に

大型肉食獣の餌になってしまったでしょうしね。



現代の日本のような国に住む私たちは、

さすがにそういった危険はなくなりましたけれども、

ゲブラの機能そのものは、今でもそのまんま残っています。



だとしたら、その機能はどうやったら有効的に使えるのか。。。



私は自分の中のゲブラをどんな場面で活かすのか、、、と。

そんなことを考えた時、、、

ふと浮かんできたのは、「カウンセリング」でした。




ゼニスのセッションの時は、実際にエネルギーを流していく前に、

ゆっくり時間をとって、お話を聞かせていただいています。


そうやってお話を伺って、だいたいの状況を把握してから、

そのクライアントさんにとって必要なシートを選んでいくという、

そんな流れになっています。



これまでセッションを行う中で、いつもしみじみ感じてきたことは、

お話を伺うこと、、、つまり、カウンセリングを行うことによって、

そこでもう、癒しの半分は起こっているみたいだなぁ。。。


・・・ということでした。


シートを選ぶために行うカウンセリング。。。

でも、そのカウンセリング自体がもうすでに、、、

ヒーリングになっているんですね。。。



「誰かに解ってもらえた」

「誰にも言えずに抱えていたことを、誰かに話せた。

そしてそれを受け止めてもらえた」


・・・といった感覚。。。

その実感だけで、相当の癒しが起こる。。。と。

それをいつも感じます。



ですので私は、ヒーリングももちろんそうなのですが、

カウンセリングもそれと同じくらい、重要だと感じているのです。




あれは、、、何年前だったでしょうか。。。

ある日突然、頭の中にこんな声が聞こえてきました。


 「Listen!」


・・・と。。。


Listenなので、「聞く」ではなくて、、、

「聴く」。。。ですよね。


 

これって一体何のことだろう?と思っていた時でした。


娘の付き合いで書店に行くことがあり、

彼女の選ぶ本を一緒に眺めていたら、

近くにあった児童文学コーナーにあった、

こんな本がふと目に留まりました。





すると、なぜか急に『モモ』が読みたくてしかたなくなり、

当時高校生だった娘に、学校の図書室で借りてきてもらったのです。


そしてそれを読んだ時、「あぁ、そういうことだったのか。」と。。。

すごく納得することがありました。



モモは、町一番のヒーラーでした。


『モモ』の本の中には、こんなことが書いてありました。。。



でも、どうしてでしょう?


モモがものすごく頭がよくて、なにを相談されても、

いい考えをおしえてあげられたからでしょうか?


なぐさめてほしい人に、心にしみることばを

言ってあげられたからでしょうか?


なにについても、賢明で正しい判断をくだせたからでしょうか?


ちがうのです。


こういうことについては、

モモはほかの子とおなじ程度のことしかできません。


するとモモには、どこかこう、

人の心をほがらかにするようなところがあったのでしょうか?


たとえば、とくべつ歌がじょうずだとか、

なにかの楽器がうまいとか、

それとも、、、なにしろモモはサーカス場みたいな

円形劇場に住んでいるのですから、、、

おどりだの、アクロバットの曲芸だのができたのでしょうか?


いいえ、それもちがいます。


ひょっとすると、魔法がつかえたのでしょうか?

どんな悩みや苦労もふきはらえるような、

不思議な呪文を知っていたのでしょうか?

手相を占うとか、未来を予言することが出来たのでしょうか?


これもあたっていません。


小さなモモにできたこと、それはほかでもありません、

あいての話を聞くことでした。


なあんだ、そんなこと、とみなさんは言うでしょうね。


話を聞くことなんて、誰だってできるじゃないかって。


でもそれはまちがいです。


ほんとうに聞くことのできる人は、めったにいないものです。


そしてこの点でモモは、それこそほかには例のない

すばらしい才能をもっていたのです。




これを読んだ時、、、

頭の中に響いたあの、「Listen!」という一言の意味が、

なんとなく解ったような気がしたのでした。


 

そしてその数日後、、、

なぜか今度は、ふと、こんな映画が観たくなりました。


 



これはもう、ずっと昔に何度か観た映画でした。


 なぜあの時、急にこの映画が観たくなったのかは解りませんでしたが、

 とりあえずすぐに観てみることにしました。


 そうしたらまた、すごくピンとくるものがありました。



 ブルース・ウィリスが演じていたカウンセラー。。。というか、

児童心理学者は、昔担当したひとりの少年に襲われてしまうのですが、

その子がなぜ彼を襲ったかといえばそれは、彼がその子の話を、

ちゃんと「聴いて」いなかったからでした。


 知識や過去の経験で物事を判断してしまうこと。。。


 これって誰でもよくやりがちなことで、今自分の目の前にあるものを、

 そのまんまの形で見ることって、なかなか難しいのです。


 あのカウンセラーの彼も、最初から決めつけずに、

あの少年の話にちゃんと耳を傾けていれば、、、

あの悲劇もきっと起きなかったのだろうなと。。。

 

あの時私は、、、そんなことを思ったのでした。


 でも私があの映画から、そんなことを思ったのはひとえに、、、


 「Listen!」


 というあの言葉が、あの映画を観たくなる直前に

聞こえてきていたからだったのでしょう。。。


 これって、私にとって重要なメッセージなのだな。。。と、

その一連の流れの中、そう感じていました。



 その数年後、ウイングメーカーのジェームズが、

『Quantusum』という物語をリリースしました。


 その中に、「ゼニス」という名前の女性が登場し、、、

ストーリーの中のゼニスと、そして実際に私に起こる出来事との間に、

不思議なシンクロが、次々に起こり続けました。。。


 そんなある日、物語の中で彼女を説明するある言葉を読んだとき、、、

これまでに起こったすべての流れの意味を、

なんとなく、理解したような気がしました。


 彼女は、たったひとりの「The one who listened」。。。

 つまり、「聴いた者」だったのだと。。。


物語の中には、そう書かれていました。


そこでまた、「聴く」というキーワードが、

私の胸に深く刻まれていくことになり、

そしてこの流れが、私をゼニスオメガのヒーリングへと

導いていくことにもなったのです。



そんなわけで、カウンセリングで一番大切なことは、

まずは「聴くこと」。。。


アドバイスすることよりも何よりも、、、

まずは、じっくりと相手の話を聴いてあげること。。。



それが私のポリシーだったりもします。



・・・なのですが、ある頃から思い始めました。。。


カウンセリングの時、占星術のホロスコープを使って、

クライアントさんに語りかける星からのメッセージを

伝えてあげたとしたら、その声はもしかしたら、

クライアントさんの頭の中の整理を手伝って、

その人が今、本当に話したいと思っていることに、

より焦点を合わせやすくなるのではないのかなぁ。。。


・・・と。


そんな気が、なんとなくしてきて。。。




「直感は大切なものですが、直感だけでは危うい」



昔、そう言っていた、ダライ・ラマのその言葉が、

どうしても、頭から離れないのです。。。



私はやっぱり、自分の直感を支えてくれる

「何か」があって欲しい。。。


直感に対して太鼓判を押してくれるものが、

そこにあって欲しい。。。



私にとってそれが、占星術。。。

空の星々からの声。。。でした。



ホロスコープは、基本的にはシステムやデータを使って、

左脳的に読み解いていくものではありますが、

それだけではなくやっぱり、時には、

直感が物を言うところもありますので。。。


私には、合っているような気がしています。。。



今はまだまだお勉強の途中ですが、、、

いつかはそれを、カウンセリングに取り入れらたらな。。。と。


そんなことを思っていたりします。



自分の生命の樹の、「ゲブラ」のエネルギーは、

そうやって、ホロスコープを分析していくときに、、、

そして、その人にとって今何が一番重要なのかを見極める時に、

大いに役立てられたらいいなと。


そう思っています。

IRIDESCENCE

千葉県松戸市で小さなヒーリングサロンを開いております

0コメント

  • 1000 / 1000